定年退職後には、いろいろな人生がありますね! ...ちょっと拝見...

B!

当サイトに記事を投稿する合間に、いろいろサイトを訪問していると、定年退職後の人生にもいろいろなパターンがある事に気づかされます。

今回は、いろいろなサイトを訪問して見つけた、それぞれの人生を紹介したい(垣間見たい)と思います。

定年退職後には、いろいろな人生があるんだ...!

会社員(サラリーマン)であれば、いずれ訪れる「定年退職」。

 ・現役時代のサラリーマン人生をまっとうして定年退職を迎え、
   これからの余生を自分らしく生きるんだ!..という人
 ・人事の本流からはずれ、不本意ながら子会社の役員止まりで定年退職となり、
   世の中の不条理に怒りながら、まだまだ余生ではない!!..とモンモンとしている人

圭一
いろいろな人生がありますね!! ..ちょっと覗いてみましょうか..

定年退職後「半年もするとテレビの前から立ち上がれず…」

60代後半の男性Aさんの事例を紹介します。
定年退職後の解放感は、初めの1カ月程度で、その後は家に引きこもりがちになって、半年もするとテレビの前から立ち上がれなくなったとの事。

その後、「これではいけない」と、NPO法人の存在を知って何とか自分の居場所を見つけたそうです。
夕刊フジWebサイトから引用します。

「定年退職した初めの1カ月程度は解放感に満たされたが、それ以降はやることがなくて本当に辛かった。家に引きこもりがちになって半年もするとテレビの前から立ち上がれなくなった」という。その後、「これではいけない」と自ら行動する中で、このNPOの存在を知って何とか自分の居場所を見つけたそうだ。

「失業保険を受け取ってから次のことを考える」と話す同僚や後輩が多いが、半年間何もしないことに耐えられない人は少なくないとAさんは話していた。私に声をかけてくれたのも、彼らに現役の時から助走を始めてほしいと思ったからだそうだ。

また、定年退職したB先輩は、私の仕事場であるレンタルオフィスを訪れて、「この事務所には、どれくらい来ているの?」と聞いた。「週に4日くらいですかね」と私が答えると、「それじゃ、生活のリズムがついていいなぁ」と彼はつぶやいた。

その後、近くの喫茶店で話し込んだ時に、「生活のリズムをつけるのは大変ですか?」と私が尋ねると、「朝起きてやることがないと、朝食をとるとまた寝てしまう」と話していた。

その後は外出する気分もうせてテレビを漫然と見ていることが多いという。私の事務所を訪れたのも何か自分のヒントになることはないかと考えていたのだそうだ。

いま紹介した2人の困惑、とまどいは、定年退職後にプータローをしていた私にも十分伝わってくる。若い時とは違って、単に「私待つわ いつまでも待つわ」という姿勢では本当に誰も何もやってこなくなる。Aさんのように、自ら動いて自分で何かを感じることが第一歩だ。

引用:【定年後の居場所】定年退職後「半年もするとテレビの前から立ち上がれず…」 自ら動いて自分で何かを感じよう

82歳にして現役ビジネスマンの郡山史郎さん 人材紹介のプロで3000人以上の再就職をサポート

株式会社CEAFOM代表取締役社長の郡山史郎さんは、82歳にして現役のビジネスマンです。
「定年前」の常識は「定年後」の非常識!? であり、これまでに3000人以上の再就職をサポートしてきた人材紹介のプロです。

人生100年時代を生きるためのヒントとして、働き方から、お金、健康、人づきあいといった暮らし方まで、「定年後」うまくいく人、いかない人の違いを解説してくれてます。
DIAMOND Onlineサイトから引用します。

人生100年時代が到来するといわれている。寿命は延びる一方、生涯収入は1990年代と比べ減少し、退職金は激減。年金の受給年齢は5年引き上げられ、社会保障費も削られ、金利はほぼゼロ。企業にも国にも頼れない時代、充実した定年後を生きるにはどうすればいいのか。83歳の現役ビジネスマンにして『定年前後の「やってはいけない」人生100年時代の生き方、働き方』の著者、郡山史郎氏が、定年後の賢い働き方について解説する。

 ・勤務延長と再雇用の決定的な違い
 ・仕事内容は同じなのに給料が激減
 ・再雇用で65歳まで勤めるのはわずか1~2割!?
 ・45歳から新しいスキルを身につけるのは難しい
 ・定年後の仕事の見つけ方にはコツがいる

引用:83歳の現役ビジネスマンが説く「定年後再雇用制度」のまやかし
書籍紹介:定年前後の「やってはいけない」 (青春新書インテリジェンス) 新書 – 2018/4/3

手品の楽しさ伝える、浜松マジッククラブの人々

浜松市を中心に静岡県内の福祉施設や子ども会などを訪問してマジックショーなどを披露する「浜松マジッククラブ」。
同クラブの滝本幸男会長(66歳)らメンバー5人の活動を紹介します。
静岡新聞SBSサイトから引用します。

「浜松マジッククラブ」は、20代後半からマジックに親しんできた滝本さんが、楽しさを多くの人に伝えたいと、定年退職を機に2011年、発足させた。
現在は市内12人のメンバーでマジック教室や慰問などのボランティア活動を行っている。
特別養護老人ホーム山崎園を訪れ、多彩な演目で利用者ら約60人を楽しませた。
山崎園にはこれまで何度も慰問している。公演に先立ってメンバーは、利用者と職員から紙で手作りしたバラの花を贈られ、400回の祝福を受けた。今回も手品や和太鼓の演奏、腹話術などを繰り広げ、利用者からは大きな拍手が送られた。

  引用:手品の楽しさ伝えて400回 浜松マジッククラブ

定年退職後 妻に届けるサクランボを育てて20年

伊万里市大川町の相(あい)の谷(たに)地区で、県内ではほとんど栽培されていないサクランボが鈴なりに実っている。
福岡市西区の落合重夫さん(79歳)が定年退職後、妻の実家の畑を利用して育ててきた。
重夫さんは赤く色付いた実を一粒一粒、ケアハウスで待つ妻を思いながら収穫している。
佐賀新聞Liveサイトから引用します。

サクランボ畑は相の谷地区の山深い場所にある。戦後食糧難の時代に開拓されて今は無人となった集落に、妻の秀子さん(76歳)の実家があった。

福岡市の自宅と行き来しながら1人で140本を栽培している重夫さんは「昨年は病気で駄目だったけど、今年はたくさんなってくれた」と笑顔を見せた。

電機メーカーに勤め、定年退職したら夫婦でサクランボを作ろうと準備を進めていた。ところが定年を間近に控え、秀子さんが脳内出血で倒れた。

暖かい土地での栽培が難しいサクランボを素人1人でできるのか-。そんな弱気も頭をもたげたが、やるだけやってみた。
全国の産地を訪ねて栽培方法を探り、いろんな品種を試した。花が咲き、実をならせるまで10年掛かり、毎年数十キロを収穫できるようになった。

  引用:妻に届けるサクランボ 落合さん(福岡市)伊万里往復20年(定年後1人で栽培)

定年退職後に自分で稼ぐお金は、会社からの給料とは違う

『定年後 50歳からの生き方、終わり方』(中公新書)の著者・楠木新さん(神戸松蔭女子学院大学教授)は、「会社員の時代と定年後では考え方を変えなければいけない」と語っています。
マネーポストWebサイトから引用します。

趣味を「生きがい」として長続きさせるにはわずかでもその趣味で「お金をもらう」ことを考えると効果的だ。

対価を得ることは、より上のレベルを目指すモチベーションにもなる。
男性定年退職者を中心に、土地を開墾して都市型農園作りに取り組む大阪のある地域活動チームは、作った野菜を農協に売り、そのお金で皆と一緒に一杯飲む。
売るからこそいいものが作れるし、その苦労や喜びをメンバーとも分かち合えるので、頑張れる。
個人の家庭菜園とは異なったものになるのだ。

会社員はすべてのお金の軸が会社にある。得意先の接待や出張旅費はすべて会社の経費だし、出張先でのお金も日当の枠内で使うのが当たり前になっている。そのため、知らず知らずのうちに会社の枠組みのなかに埋没してしまうのだ。困ったことに定年を迎えた後も、その感覚を捨てきれない人がいる。

そこでおすすめしたいのが、身銭を切ることだ。会社丸抱えの出張と、自分でお金を出す旅行では、車窓の景色さえ異なって見える。身銭を切るとは「主体的にお金を使う」ことであり、本を買うのでも、映画を観るのでも、「身銭を切る」感覚があれば、より自分のものになる。

身銭を切ればおのずと、定年後も使ったお金の分だけ吸収してやろうとする意識が働く。「もったいないから」とお金を使わない老後なんてつまらない。定年後にも自身に意味のあることに“無駄ではない”お金が払えるようになるはずだ。

  引用:定年後に自分で稼ぐお金は会社から貰っていたお金と異なる実感も
  書籍紹介:定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書)2017/4/19

定年退職後は同窓会や地域活動を利用して、会社員意識を排除する

楠木新さんは「会社員の時代と定年後では考え方を変えなければいけない」と語っていますが、
意識を変える上での「人とのつき合い方」について、その考え方を変えなければいけないとも述べています。
マネーポストWebサイトから引用します。

会社員時代は会社の中に人間関係が収まっている。社外に目が向かず、「社会とのつながり」についての感度が甘くなりがちだ。

会社員は会社を通して社会と間接的に向き合っているといえるが、定年退職して会社という枠組みがなくなると、自分が社会と何の関係も持っていないことが露呈する。そのため定年後、自分の居場所がないことに愕然としてしまうのだ。

会社員としての自分を知るためには、会社員とは別のタイプの人間と接するのが一番だ。考え方の幅を広げられるし、自分自身を客観化することにもつながる。

そこで活用したいのが、同窓会である。高校や大学の同窓会では同じように会社員になった人間が多いかもしれないが、小学校の同窓会に出席すれば、さまざまな個人事業主と出会うチャンスがある。農業従事者や大工、小売店主、理髪師、税理士、コンサルタントなど、会社員と違って「自分の足で立っている」人がたくさんいるだろう。

定年退職者はいわば個人事業主と同じ立場である。定年後も会社員時代の意識を引きずっている人は、彼らと付き合うことで刺激を受け、ぜひ次のステップに一歩踏み出してほしい。
定年後、「自分の居場所を見つけられない」と悩む男性は少なくない.....

  引用:定年後は小学校の同窓会や地域を活用し会社員意識の一新を
  書籍紹介:定年準備 - 人生後半戦の助走と実践 (中公新書)2018/5/18

まとめ

最初に登場した60代後半の男性Aさんの事例と同じように、私も定年退職後の解放感は、初めの1ヶ月程度で、その後は家に引きこもりがちになる状況でした。

これではいけないと私はビジネスの勉強を始める事にしました。それも自宅ではダラダラ感から抜け出せなくなると思い、都心のコワーキングスペース(広いフロアの一つの机を借りるイメージ)をレンタルして、毎日自宅から都心に通い、サイトの構築に専念しています。

定年退職後は、なかなか人に相談することも出来ない状況でしたので、自分の判断で一念発起してビジネスの勉強からスタートしてサイト運営に辿り着いたことは、現在は正解だと思っています。

圭一
少々、出費がかさむのが気がかりです。サイトから収益が得られれば助かりますが・・・

 
株式会社CEAFOM代表取締役社長の郡山史郎さんが言うように、これからの時代は「退職金は激減。年金の受給年齢は5年引き上げられ、社会保障費も削られ、金利はほぼゼロ。企業にも国にも頼れない時代」に突入していく実感があります。

定年後に充実した人生を送るには、自分の判断でその方向性を見つけて行くことが寛容だと感じます。

私は新たなネットビジネスの道を選択しましたが、神戸松蔭女子学院大学教授の楠木新さんが語るように「趣味を「生きがい」として長続きさせるには、わずかでもその趣味で「お金をもらう」ことを考えると効果的だ」という選択肢もあることは、今回いろいろなサイトをリサーチした結果としての収穫でした。

最新の記事はこちらから