現役時代には十分な時間を使うことが出来なかった趣味に、定年退職した後に、思う存分時間を掛けて楽しむことも多いに結構なことだと思います。
しかし、趣味だけに生き甲斐を求めていると、心の底からその趣味を楽しんでいない自分と遭遇することになるのではないでしょうか?
まさに、私は趣味だけに生き甲斐を見出すことができず、ブログを構築してそこから収益を得るというビジネス(仕事)見つけ、現在はそれに邁進している次第です。
今回の記事は、定年後におすすめの仕事を探してみましたので、いつくか選定しご紹介したいと思います。
もちろん、私のブログ ビジネスについても触れたいと思います。
定年後に仕事をすることの意義
定年退職後も仕事をすることの意義は、単に公的年金の不足額を補填する収入面の確保以外に、「人との接点を持ち・社会と繋がる」という、人として生きるために大切な側面があると感じています。
さらに収入面で言えば、現役時代に厚生年金に最後まで加入されていた人と、国民年金しか加入していない人では、公的年金の受給額は大きな差があるので一概には言えませんが、定年後を豊かに暮らすためには、公的年金だけで生活費を賄うことは出来ず、預貯金を取り崩して生活することになるのではないでしょうか?
現役時代に老後資金として十分が預貯金を確保できた方でも、預貯金を取り崩すのは、精神的にかなり辛いものがあります。それは、自分が何歳まで生きるのか分からないからです。だからこそ、定年後も可能な限り仕事を継続するメリットは大きいと、私は考えています。
定年後におすすめする仕事5選
定年後におすすめの仕事を幾つか紹介します。
・タクシードライバー
・シルバー人材センターで働く
・警備員
・ブログビジネス
マンション管理人
マンション管理人は資格/年齢制限/経験のいらない仕事のため、定年退職した人が一番入りやすい職業ではないかと思います。
ただし、管理会社の正社員としての採用はあまり多くなく、契約社員やアルバイト・パート、嘱託などの非正規雇用が中心になっています。そして、給料面はあまり期待できないと覚悟すべきです。その割に、日常の業務は多岐にわたります。
マンション管理人が向いている人
マンション管理人が向いている人の特性を見てみます。
(1)日常の地味な業務が苦にならない性格の人
下記にも記述しますが、マンション管理人の仕事は多岐に渡り、そのどれもが地味な業務です。
これらの仕事が苦にならない人がマンション管理人として適正があると言えると思います。
(2)プライバシーが守れる人
居住者のプレイベートな面に接する機会が大変多いのがマンション管理人の仕事です。
居住者のプライバシーを守り、居住者との接点を適度な距離感で維持できる適正が必要になます。
(3)人と接する事が苦にならない人
居住者が安心・安全に生活できる事を念頭に普段の業務にあたり、
誰にでも好感が持たれるような性格の人が、マンション管理人としての適正があると思います。
マンション管理人の代表的な業務
マンション管理人の代表的な業務としては、
(1)受付業務
・居住者の対応、外来者の窓口業務
・居住者の入退去届けの受付業務
・駐車場の使用申し込みの受付業務
・掲示板等への通知事項の掲載業務
(2)点検業務
・照明/エレベータ/消防設備等々の点検業務
(3)立会業務
・設備の保守点検/ごみ収集/修繕工事などの立会業務
(4)報告連絡業務
・日常業務の記録/点検結果の記録/苦情内容の報告連絡などの業務
(5)清掃
・日常的な清掃/定期的な清掃などの業務
※マンション管理人の仕事は、人により向き不向きはあると思いますが、比較的容易にできる仕事だと感じます。
上記のような日常業務に苦痛を感じない人なら、チェレンジする価値があると思います。
タクシードライバー
タクシードライバーは、60歳で定年退職したばかりの人には有望な仕事だと私は考えています。
その理由は、タクシードライバーをするための資格は「普通第二種免許」があれば、できる仕事だからです。
普通は「普通第二種免許」を持っている人はあまりいないと思いますが、心配する事はありません。タクシードライバーを募集している大手のタクシー会社は、「普通第二種免許」取得のための研修制度が充実しているところが一般的です。
それでは、「普通第二種免許」取得までの流れを見てみます。
「普通第二種免許」の受験資格
「普通第二種免許」の受験資格は、たった2つの条件です。
・年齢が満21歳以上であること
・普通第一種免許を取得してから3年が経過していること
定年退職した方は、ほとんど問題ない条件だと思いますが、さてあなたはどうでしょうか?
「普通第二種免許」取得までの流れ
「普通第二種免許」を取得するには、次の試験に合格する必要があります。
・視力検査/色彩識別能力/聴力検査等の適性検査に合格すること
・学科試験に合格すること
・技能試験に合格すること
・地理試験に合格すること(一部のエリアに限る)
・東京エリア:東京23区と三鷹市・武蔵野市
・神奈川エリア:横浜市・川崎市・横須賀市・三浦市
・大阪エリア:大阪市・堺市の一部地域など
学科試験
学科試験は普通第一種免許の時と同じように、マークシート式で全部で95問出題され、100点満点で90点以上で合格となります。
普通第一種免許の試験と比較すると、応用問題が多くなっているようです。
・文章問題・・90問 (1問1点)
・イラスト問題・・5問(1問2点)
定年退職した方は、普通第一種免許を取得してから、かなり長い期間が空いていると思いますが、再度勉強することで問題なく合格するレベルの試験だと言われています。
技能試験
技能試験も普通第一種免許の時と同じように、教習所内試験と路上試験があります。これも90点以上で合格です。
最短で技能試験に合格するためには、自家用車の運転でついた癖を一度忘れて、改めて運転技術の基本から学習する事が必要のようです。
なぜなら、車の運転で技術に自信のある人ほど、技能試験が合格しない傾向があるようです。
地理試験
上記の様に、一部のエリアでタクシードライバーをするには、地理試験に合格しなければなりません。
地理試験は、下記の様な問題が40問出題されて、32問以上(80%以上)の正解で合格になります。
・道路の名称
・交差点の名称
・著名な建造物
・公園、名所、旧跡、鉄道の駅の所在
地理試験は、合格率が40%~50%前後の難関試験といわれています。
普通第二種免許の学科試験、技能試験とも合格して、地理試験に合格しない場合は、対象エリア以外でタクシードライバーになる、という選択肢もあります。
シルバー人材センターで働く
シルバー人材センターは、市区町村単位に置かれており、都道府県知事の指定を受けた社団法人が運営している組織です。
シルバー人材センターの目的は、高年齢者が仕事を通して生きがいを得たり、地域社会の活性化に貢献することです。
60歳以上の健康で働く意欲があり、仕事を通して社会の役に立ちたいという人であれば、大きな収入は望めませんが、シルバー人材センターに登録して働くという方法があります。
主な仕事
事務 :あて名書き、毛筆筆耕、受付事務 etc
管理 :自転車整理、駐輪場管理 etc
専門技能 :大工、ペンキ塗り、ふすま張り、庭木手入れ、和洋裁 etc
専門技術 :パソコン入力、家庭教師、補習教室講師、翻訳・通訳、経理事務、 etc
サービス :子育て支援サービス、福祉・家事援助サービス、観光ガイド etc
折衝・外交 :チラシ配り、広報配布、検針 etc
屋内外作業 :屋内清掃、屋外清掃、除草、草刈り etc
警備員
警備員になるための、資格は特にありません。警備会社に採用されて研修を受け、現場に出れば警備員となります。
警備は、4つの種類に分類され、仕事内容や仕事場所はそれぞれ違います。それぞれの仕事内容を見てみます。
1号警備(施設警備)
駐車場、テーマパーク、ショッピングセンターなど、人が集まる場所や、住宅、ビルなどを警備する仕事です。
2号警備(交通誘導警備、雑踏警備)
・交通誘導警備:片側通行の工事現場や、歩行者に危険が及ぶような場所での交通整理する業務です。
・雑踏警備 :お祭りやイベント等の局地的に人が集まる場所で、誘導する業務です。
3号警備(輸送警備)
現金輸送車の警備が主たる業務です。また、貴金属など襲撃リスクが高いものを警備する業務です。
4号警備(身辺警備)
一般的な呼称はボディーガードと呼ばれ、依頼者に付き添って身辺を警護する業務です。
定年後の仕事としておすすめする警備は「1号警備(施設警備)」です、さらに特化すると「ビル警備員」がおすすめです。
仕事現場の状況にもよりますが、経験者の話を聞いてみると、肉体的、精神的にかなり楽で、無理なく仕事ができるから、とのことです。
2号警備(交通誘導警備、雑踏警備)は仕事場が屋外になり、季節によってはかなり過酷な条件のもとでの仕事になります。
「ビル警備員」はエアコンのある屋内での仕事が一般的で、季節や天候にも左右されず、座っている仕事が多く、疲れにくいのが、おすすめする主たる要因です。
ブログ ビジネス
ブログ ビジネスとは、「趣味など自分の好きな事、定年までに自分が体験した事柄」等々を、ブログを通して情報発信することで世の中に価値を提供し、そのブログから収益を上げるビジネスを指します。専門的にはブログアフィリエイト(サイトアフィリエイト)と言います。
定年退職まで多くの人生経験をされている人こそ価値のある経験を持ち、時間とお金を注ぎ込んだ趣味をお持ちの人なら、それらが価値のある情報として、読者に受入れられることは必定です。
ブログ ビジネスは簡単に収益になりませんが、諦めることなく1年~3年程度をかけてブログを育てることができれば、そこそこの収入を得る事は可能です。(ブログ運営の年間コストは、大きな金額にはなりません・・私の場合、年額20,000円以内です)
定年退職後は、時間的余裕がタップリあります、
・その経験した知識・知恵を価値ある情報として提供し
・多くの利益を望まず(そこそこの売上で折り合い)
・価値ある情報の提供場所として、ブログを運営する
これが、定年後にブログ ビジネスを始める場合の肝だと思っています。
※当サイトにも「自分年金の仕組み」というカテゴリーに、記事がありますので宜しかったら見て下さい。
私の場合は、定年退職後の生き甲斐を手に入れるために当ブログを開設しました。さらに当ブログから、すこしでも収益が得られる「自分年金」としての仕組みに育てたいと思っています。
「自分年金」を構築する仕組みを実現するために いろいろリサーチした結果、経営コンサルタントの加藤将太さんが主宰する『次世代起業家育成セミナー』に出会ったのです。
当該セミナーに出会い、たくさん勉強した結果、インターネットを利用したビジネスに挑戦する事ができました。
現在、私は『次世代起業家育成セミナー』の有料会員になっていますが、今回このセミナーの一部が無料で公開(プレゼント)されることになりましたので、あなたに紹介したいと思います。
まとめ
今回は、定年後に仕事をすることの意義を確認し、定年退職後の人におすすめする仕事を5つほど選定して、紹介しました。
定年後は、時間的余裕はタップリありますが、人との繋がり・社会との繋がりが希薄になりがちです。
定年後の仕事は、そこそこの収入で折り合いを付ける事が肝心だと思います。
むしろ、仕事を通して人と接し・社会との関係を維持することで、身体の健康・心の健康を保つことが大切だと感じています。