定年退職後に掛かる生活費(支出額の概算)

かなり古い情報ですが、総務省統計局が2007年に発表した家計調査によれば、60歳以上の無職世帯の総支出は月額約28万円とのこと。

マネックス証券のサイト情報を引用します。

”総務省統計局が2007年に発表した家計調査によれば、60歳以上の無職世帯の総支出は月額約28万円で、その内訳は下のグラフの通りとなっています。職業や地域、ライフスタイルによって大きな差がありますのであくまで全国の平均値であることに注意が必要ですが、年間では約335万円、定年退職後の余命を20年とすると単純計算で約6700万円が必要ということになります。これを年金や退職金だけでまかなうのは難しいかもしれません。

図の引用:高齢者無職世帯の支出と収入


      その細目は、
        ・税・社会保険料   : 30,981円
        ・食費        : 62,044円
        ・住居費       : 17,101円
        ・光熱・水道費    : 20,826円
        ・家具・家事用品費  : 9,002円
        ・被覆・履物費    : 8,302円
        ・保健医療費     : 15,380円
        ・交通費・通信費   : 25,656円
        ・教養娯楽費     : 27,429円
        ・その他       : 62,128円
            合 計    :278,849円(月額)

引用:第41回 定年後の人生に、お金がいくらかかるんだろう

年金の受給額(収入額の概算)

当然ながら、年金受給額はその人の条件により変わってきますが、
収入額も、上記のマネックス証券のサイト情報を引用すると、社会保障給付費として月額約19万円とのこと。

明らかに、収入額(約19万円/月)-支出額(約28万円/月)=不足額(約9万円/月)となり、この不足額を自分の預貯金から充当しなければなりませんね。

平均寿命で計算した、定年退職後に必要な資金

最近は、100歳以上の高齢者がどんどん増えてきて、人生100年時代と言われていますが、
上記の不足額の資金がいくらになるのか試算するために、平均寿命を85歳と仮定してみます。

65歳から年金受給を開始して、85歳までの20年間の不足額を試算(単純計算)してみます。

  ・月09万円の不足額で20年間は、2,160万円( 9万円×12ヶ月×20年)
  ・月10万円の不足額で20年間は、2,400万円(10万円×12ヶ月×20年)

つまり、定年退職後に用意しなければならない資金は、単純計算で約2,160万円~2,400万円になります。

私の様に、突発的且つ継続的な支出が発生した場合(後述)は、さらに定年退職後の必要資金は増加傾向になります。

親の介護は避けて通れない、そして多くの費用が掛かる

私の場合、現役時代に「定年退職後に掛かる生活費」以外に、突発的且つ継続的な支出がありました。

私が56歳の頃に両親が同時に認知症を発症し、暫くは自宅介護をしていましたが、我々夫婦の介護負担が重くなり、このままでは我々夫婦と両親とが共倒れになると思い、両親を特別養護老人ホームにいれる事にしましたが、入所待機者が300人近くもあり、特別養護老人ホームへの入所は断念しました。そこ後、私設の介護付き有料老人ホームに入所することが出来ました(両親同時に入所)。

ここからが大変でした。介護付き有料老人ホームの月額費用は1人約22万円/月で、両親合計で約44万円/月の費用支払が毎月発生しました。
両親の年金受給額は二人合わせて約18万円/月なので、約26万円/月(18万円-44万円=▲26万円)は私の預貯金を取り崩して補填しました。

現在は、両親とも他界しましたが、両親の老人ホーム入所期間が結構長くなり、最終的には私からの補填額は約2,500万円でした。

圭一
これ、凄く辛いです

両親の認知症は治ることなく最後まで老人ホームに世話になりましたが、きちんと両親を見送る事が出来たので、後悔はありません。
但し、私たち夫婦の老後資金で準備していた預貯金残高は、ほんの少しだけしか残らず、ほぼアウトです。

最後に

現役時代に定年後の資金を試算し、万全の状態で怠りなく準備していても、突発的な事柄で大きな出費を余儀なくされるケースもあります。それが、私の場合は両親の認知症発症でした。

私は、両親の介護中に定年退職となりました。
暫くは、年金受給に加えて自分の残りの預貯金を取り崩して生活していましたが、将来に対する不安がいつも心の奥底にありました。

圭一
結構、重たい話になり、失礼しました。

そこで、私は年金受給という収入源だけでなく、年金以外で、そこそこの収入を得られる道を選択する事にしました。
これ以降は、私のプロフィールを参照して下さい。